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映画の上映会をご希望の方は是非お尋ね下さい。
9:00 ~ 18:00 (月~金)
映像制作Cinemaboxでは、どんな映像でも製作いたします。
1992年「ある同姓同名者からの手紙」
1999年「パーフェクト9」〜ある身体障害者野球チームの記録〜
2004年「風といのちの詩」
2012年「40万冊の図書」
2013年「疎開した40万冊の図書」〜2013年バージョン〜
「疎開した40万冊の図書」
上映時間1時間42分。カラービスタ。
ナレーション:長塚京三
文部科学省選定
1944年から45年にかけて日比谷図書館の蔵書40万冊が戦禍を逃れるため疎開をした。
史上空前の大移動。一年に及ぶ移動は過酷を極め、図書館員を始め都立一中の中学生たちが、リュックや大八車を押して、50キロ離れた奥多摩や埼玉県志木市に何回となく足を運んだ。その後、昭和20年5月25日、連合国の放った焼夷弾によって日比谷図書館は全焼する。もし、仮に日比谷図書館の40万冊の蔵書が疎開していなければ、日本文化の多くは失われていたはずである。戦争は人々に直接的なダメージを与えるだけでなく、民族の尊厳や文化を根こそぎズタズタに破壊する。本を否定することは、人間を殺傷することとどれほど違いがあるのだろうか?自分の命を守り生きるのが精一杯だった戦時下で、多くの人たちがつらい過酷な体験をしながら文化を守った。
歴史上例を見ない40万冊の疎開。それらを救った人たち。この史実を一人でも多くの人たちに伝えることは、醜い戦争を繰り返してはならないという恒久平和の願いに通じることである。多くの人たちにこの事実を知ってもらい、次世代に繋がる文化の継承と平和の尊さが伝わることを願わずにはいられない。
「ある同姓同名者からの手紙」
上映時間48分。カラースタンダード。
ナレーター:井川比佐志
文部省特選/毎日映画コンクール記録賞/日本映画復興会議奨励賞
東京生まれの35歳の金高謙二に一通の手紙が届く。差出人は長崎市に住む85歳の金高謙二さん。長崎の金高さんは、1945年8月9日の長崎に投下された原爆で被曝され、最愛の家族を失った。映画は、金高さんの書いた「原爆の追想記」をたよりに撮影されていく。35歳の金高は、まるで自分の過去を体験するかのように、85歳の金高さんと一緒に半世紀前の軌跡をたどっていく。自分の中の何か確かなものを見つけ出すために。そして、これから生まれてくるもう一人の金高謙二に語り継ぐために。
「パーフェクト9」
上映時間118分。カラービスタ。
ナレーター:陣内貴美子 声:佐藤B作
東京都知事推奨/台湾国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
東京に二つしかない障害者野球チームの一つ“東京ロッキーズ”の姿を追ったドキュメンタリー。19歳から54歳まで、様々なハンデをもつ19人のメンバーたち。仕事と野球の両立に悩んだり、重い障害から野球を断念しようと考えたりする彼らが、神戸で行われる年1回の全国大会に向け、米国のデンバーに初めての海外遠征に出かけ、成長していく。野球を愛する彼らの悪戦苦闘がさわやかな感動を呼ぶ。
「風といのちの詩」
上映時間90分。カラースタンダード。
ナレーション無し 音楽:小松真理
文部科学省選定
南九州は宮崎を舞台に繰り広げられる美しい自然、そこに棲む野生の動植物の息遣い、そして自然界の一部に存在するヒト。
今、環境問題が声高に叫ばれていますがm「人間だけが快適になろうとする環境問題は本義ではない」専門家は言います。この映画が語りかけるものは、珍しいものでもなければ取り立てて文化・自然遺産と言われるようなものでもありません。私たちのありふれた日常であり、生活の基盤なのです。描かれる生き物たちは決して快適な環境ばかりではなくいつも生と死の狭間の中でたくましく生きています。物だけが豊かになりすぎた現代、本質的な考えに戻った時、人間がこの生き物たちと同じ視点に立った時に〈負の21世紀の世界〉が大きく変わりはじめるかもしれません。今一度、あなたの身近にある自然、生と死、いのちの重みについて感じてください。