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映画の上映会をご希望の方は是非お尋ね下さい。
9:00 ~ 18:00 (月~金)
「ウォーナーの謎のリスト」
(日本語版と英語版)
図書館と個人向けDVDの販売を開始
★図書館向け(館内上映権付き・個人視聴)20,000円+消費税
★個人向け 定価3,500円(税込み)+送料500円
日本の文化財151ヶ所のリストを作り戦禍から救う功績を果たしたとされる米国人美術家ラングンドン・ウォーナー。彼はまた朝河貫一と一緒に、第2次世界大戦を止めようとルーズベルト大統領から昭和天皇への親書の草案を考えたとされている。
セルゲイ・エリセーエフ ラングドン・ウォーナー 朝河 貫一
戦後70年日本の文化遺産はこうして守られた!!
ドキュメンタリー映画『ウォーナーの謎のリスト』
文化を守る映画製作委員会
監督
金髙謙二
プロデューサー森島恒行 花井ひろみ 金髙謙二
制作協力神田古書店連盟
文化を壊すのは人、守るのも人。
【創作意図】
2015年2月。ユネスコ世界遺産に登録されている古代ローマの主要都市ハトラが破壊された。過激派組織IS(イスラム国)の仕業である。戦争は殺戮以外に人間の尊厳となる文化遺産をも破壊し続けて来た。異国の文化とは言え人類共通の財産のはずである。
戦争は狂気である。人もモノもすべてを焼きつくし、破壊し、無に帰す。
その中で、狂気に立ち向かい勇気ある行動を取った人々の真実を見つめ描きたい。
ラングドン・ウォーナーは、第2次世界大戦中に敵国である日本の文化財151ヶ所の保護リストを作成、それがあったため日本の多くの貴重な文化財が残されたといわれている。ウォーナーはまた、「日本の禍機」の著者朝河貫一と戦争回避のためある行動に出た。だがそれは失敗に終わり太平洋戦争へと突入した。美術史家ウォーナーが残したかったものは何だったのか?文化か人か?あるいは…その謎に迫ってみたい。
文化を残すとは財産を残すだけではない。人類の叡智、そして人の心を残すものだと思う。
そういう強い思いでこの映画を作りたい。
監督 金高謙二
【あらすじ】
世界一の本の街神田古書店街。古書店の数はおよそ180店。
実はこの街の靖国通り沿いの一画は、第2次世界大戦中空襲を受けなかった。そこには、親日家のロシア人セルゲイ・エリセーエフが関与、マッカーサーに空爆をしないよう進言をしたと作家司馬遼太郎は自書「街道がゆく」の中で書いている。それは真実なのか?追求して行くと、同じように文化財を戦禍から救った英雄として称えられているアメリカ人ラングドン・ウォーナーに行き着く。彼は太平洋戦争当時、空爆すべきでない地名のリスト、「ウォーナー・リスト」を作成し、米政府に進言、京都や奈良を始め多くの日本文化を救ったとされている。しかし、京都が救われたのは、原爆投下第一号の候補地だったからという資料が浮かび上がる。原爆投下の委員長であったヘンリー・スティムソンが頑に反対をしたからというのである。果たしてそれは本当なのか?そしてまた、ウォーナーは、朝河貫一と一緒に第2次世界大戦回避のためルーズベルトと天皇をも動かしたという。しかし、その努力は実らず日本は太平洋戦争に突入してしまう。戦争回避の舞台裏。米国に残る新資料と証言によって今まで語られることのなかった事実を伝える。さらに「ウォーナー・リスト」によって救われたとされる国宝を始めとする数々の文化財。それらを見つめ「戦争と平和」を改めて問い直す。
ウォーナー・リストに遺された文化財
国宝から個人所蔵の宝まで150を超える日本の文化財が記されている。平泉・中尊寺、長野・善光寺、日光・東照宮、出雲大社、鎌倉・大仏、伊勢神宮、厳島神社、延暦寺、平等院、薬師寺、法隆寺、高野山の30の寺院、桂離宮、清水寺、大谷大学附属図書館、竜谷大学附属図書館、大阪市立図書館、東洋文庫、早稲田大学・仏教図書館と博物館、東京帝国大学・図書館と文学部史料編纂所書庫、上野公園、東京美術学校、東京帝室博物館、寛永寺、浅草寺本堂、皇居、明治神宮、帝国ホテル、団伊能私設コレクション、慶応大学・アジア研究用図書館、岩崎私設コレクション(静嘉堂文庫)、前田侯爵私設コレクション、細川私設コレクション(永青文庫)など。
ジョン・ダワー(歴史学者・ピューリッツア賞受賞者)、ダニエル・エリセーエフ(歴史学者・エリセーエフの義娘)エリザベス・J・ペリー(ハーバード・イェンチン研究所所長)ユキオ・リピット(ハーバード大学教授)パトリシア・J・グラハム(日本美術史研究家)ダニエル・ボッツマン(イェール大学教授)阿刀田高(作家・山梨県立図書館館長)、山口静一(美術史研究家)矢吹晋(歴史学者)、色川大吉(作家・歴史学者)、小泉晋弥(茨城大学教授・五浦美術研究所副所長)、早乙女勝元(作家 東京大空襲・戦災資料センター館長)、今まど子(図書学研究者)、山本武利(歴史学者)、東條文規(図書館学研究家)、鞆谷純一(図書館学研究家)、杉原誠四郎(歴史学者)等、米国、フランス、中国、台湾、日本の研究者30数名。